lottの10年目スタート
どうも、早田です。
創立は去年の4月からですが、
lottは『styling room lott』として2010年2月5日の今日、今からまるっと9年前に産声をあげました。
当時の僕は25歳。
ようやくお客様が増え始め、美容師という仕事に夢が持て、美容師をする喜びと楽しさをわかり始めたばかりだったのを覚えています。
今思えば、当時まだ天神で働き始めて2年3ヶ月しか経ってなかったし、当時の年齢やキャリアを考えると全職場の小濵代表の決断には感謝と共に驚きを隠せません。
その当時のことを思い出すといろんな感情が甦ります。
売り上げを上げる為に、お店の実績を作るために、いろんな大人に認めてもらうために、不安や毎日のプレッシャーでの吐き気を飲み込み、押しつぶされないように自分をつくり、自分に他人にも心を鬼にし、スタッフには毎日自分の正しさを押し付け、バックルームでは正論という名の怒鳴りつけ。
今思えば人を育てる、人を信じるということが全くわかってなかったのかもしれません。
OPENしてから7年は自分が本当に未熟で本当に人に苦しみましたし、人を苦しめたと思います。
そして、人の成長、店の成長にも悩みました。
なんでできないんだろう?
なんでやらないんだろう?
なんでわかってるのにしないんだろう?
なんでわからないんだろう?
なんで気づかないフリをしてるんだろう。
なんで言ってるのにやらないんだろう。
ずっと思ってました。
でもよくよく考えたら、
本当はやりたいことやらなければならないことがわかっていても、理念や風土がないから誰が発言したとしても個人の意見やワガママとして認識してしまっただろうし、
自分の為とか誰の為とか…もっともらしい事を言ったり言われたりしてもその先にビジョンがないから会社の一つの駒に感じただろうし、もしかしたらただのお金を産む機械のようにしか感じなかっただろうとか考えたらゾッとします。
正直、自分なりに一生懸命やっていたし、前職では立場的な数珠繋ぎもしていた気ではいましたが、自分の人生に人をはめ込んで自分の幸せしか考えてないような上の人間に何を言われても行動って起こせないだろうし起こす気にもならなかったんだなっていうのは今なら何となくわかります。
もちろん、そんなつもりは微塵もないしそんな行動を取っていたとも思いません。
でも、
忠さと正しさを勘違いしていました。
あんなに人の入れ替わりが激しく、周りの美容師さんや美容学校にまで
『lott厳しくて誰も続かないらしいよ?』
そんなことを言われて正直今でもその名残があり、リクルートにも苦戦していたりしていますが、
そんなズレを感じ苦しみがあったからこそ、まずは自分がスタッフや店に描いている全ての考えを改め、
2017年からはまずお店の理念とコンセプトをつくり、
2018年には在り方を形にし経営指針と中期計画と長期計画をつくり起業し、
今年起業してまだ1年ですが就業規則と社会保険も完全完備し10年目を迎えました。
やっと会社として当たり前になりました。
結果として今やスタッフは3年間誰も辞めていません。
努力をする人を育てる。から努力をするのが当たり前に。
努力が当たり前。からやるのが当たり前に。
自分の為にやるのが当たり前がライフワークに。
人の成長が自分の成長、共に頑張らなきゃ。
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今ここw
理想×環境×理想
やりがい→成長→待遇→やりがい…
私はこれを今大事にしてます。
せっかく技術や接客や知識のスペシャリストにならないといけないなら、私自身の為ではなくスタッフの為のビジョンを持ち、人間的にも成長でき、働いているみんなも納得できる、家族や友達にも話したくなり関わる全ての人に認めてもらえるようなスタッフファーストな組織に。
みんなが美容を通して幸せになれるように経営者として人生をデザインしていきたいと思います。
そんなこんなで10年目初日。
お店はスタッフに任せて、
温泉でゆっくりしてます。
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どんだけ〜
それでは。